脳動静脈奇形を治療して悪化を防ごう【負担の少ない手術】

頭痛や脳内出血の原因

診察室

どんな治療法があるのか

脳動静脈奇形とは、脳内で細かな静脈と動脈が絡まり合いながらつながり、血管の塊を形成する疾患の事です。そこには大量の血液が流れており、もしその部分が破裂すると脳内出血やくも膜下出血を発生させ、重大な後遺症が残る場合があります。また、破れなくても頭痛の原因となっている場合があります。治療法は主に3種類あります。比較的に小さな脳動静脈奇形の場合に行われるのが、放射線治療です。脳動静脈奇形の場所に放射線を照射させ、血管を閉塞させて治す治療法です。体への負担が少なく、手術の傷跡なども残らないため安全性も高い治療法です。同じく小さな脳動静脈奇形の際に用いられる治療方法として、血管内治療があります。血管内治療では、脳動静脈奇形によって塊になった血管中に、段階的に液状の薬剤を注入します。そうすることによって血管内を塞栓物質で固めることができ、血管の破裂を防ぐことができます。ある程度大きな脳動静脈奇形の場合は、開頭手術を行います。開頭手術では、血管の塊を直接取り出すことができます。血管の破裂を防ぐのに最も即効性のある治療法となrます。しかし、体に対する負担は大きく、場合によっては手術後も残る場合があります。実際は脳動静脈奇形の場所や塊の大きさを検査で評価し、患者様の意見を聞いてから治療法が決定されます。1つの治療法だけでなく、複数の治療法を組み合わせて行うことが多いです。患者さまの年齢や体力、合併症の有無や社会生活状況なども治療法決定に大きな影響を与えます。